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堀口大学,講談社文芸文庫 月下の一群 現代日本の翻訳,講談社, 2007.08.07
【あらすじ】
当時のフランス近代詩人66家から340編を訳している。とっても耳あたりの良い(?)簡略な訳が特徴。修飾だらけのイミフな詩文とは無縁だ。訳者は堀口大学。日本を代表する抒情詩人の一人で、フランスの詩文を読み漁っていたようだ。
【感想】
日本語って綺麗なのね、と思わせてくれました。行間を読ませるような訳とタイトルのつけ方がうまい。やたらうまい。センスあるなぁと、ほうほう唸ってしまったくらい。
気が遠くなる話だけれど、堀口氏は全部を訳すのに十年かかったそうだ。十年。その長い間ずっと、堀口氏はただ机にだけ向かってひたすらフランス詩を訳していた、というわけではなかった。街に出て、フランスの詩が読める雑誌を求めて歩き、今でこそ有名なコクトーやヴァレリーを日本で無名のときに発見し、それらを読み漁り、ぽつりぽつりと訳していったのだそうだ。僕から見ればほんとうに気が遠くなるような作業だが、あとがきを読んでみるに堀口氏自身は道楽のつもりでやっていたのかそれほどでもない様子。それを知っていてか友達の佐藤春夫も『へぇ、あれ完成したの? そっか良かったじゃん。おめでとう!』みたいな軽い感じのする祝辞を述べている。
とりあえず、この本は頻繁に引っ張り出して読み返すことになりそうです。ほんとうに好き。
ちなみに最近は佐藤春の詩集が読み返しし過ぎで背が裂けてきたので糊で修繕しました。まぁ、岩波とは違って講談社文芸文庫はやたら上質の装丁だから結構ながもちしそうな気もしますが、いつかはこの本も背が裂けるのかねぇ……
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【あらすじ】
当時のフランス近代詩人66家から340編を訳している。とっても耳あたりの良い(?)簡略な訳が特徴。修飾だらけのイミフな詩文とは無縁だ。訳者は堀口大学。日本を代表する抒情詩人の一人で、フランスの詩文を読み漁っていたようだ。
【感想】
日本語って綺麗なのね、と思わせてくれました。行間を読ませるような訳とタイトルのつけ方がうまい。やたらうまい。センスあるなぁと、ほうほう唸ってしまったくらい。
気が遠くなる話だけれど、堀口氏は全部を訳すのに十年かかったそうだ。十年。その長い間ずっと、堀口氏はただ机にだけ向かってひたすらフランス詩を訳していた、というわけではなかった。街に出て、フランスの詩が読める雑誌を求めて歩き、今でこそ有名なコクトーやヴァレリーを日本で無名のときに発見し、それらを読み漁り、ぽつりぽつりと訳していったのだそうだ。僕から見ればほんとうに気が遠くなるような作業だが、あとがきを読んでみるに堀口氏自身は道楽のつもりでやっていたのかそれほどでもない様子。それを知っていてか友達の佐藤春夫も『へぇ、あれ完成したの? そっか良かったじゃん。おめでとう!』みたいな軽い感じのする祝辞を述べている。
とりあえず、この本は頻繁に引っ張り出して読み返すことになりそうです。ほんとうに好き。
ちなみに最近は佐藤春の詩集が読み返しし過ぎで背が裂けてきたので糊で修繕しました。まぁ、岩波とは違って講談社文芸文庫はやたら上質の装丁だから結構ながもちしそうな気もしますが、いつかはこの本も背が裂けるのかねぇ……
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遺伝子操作
遺伝子操作といえば食品で多く行われている。大豆なんかにはその表記が求められていて、なぜかスーパーでは人気がない。どうしてだろう。もし大豆の遺伝子操作が駄目なら、細菌のインスリンを人間に打ち込むのもアウトなのではないだろうか。そもそもワクチンや医薬品なんてものは最近では遺伝子操作が主で、病原菌の遺伝子を弄繰り回して作っていたりする。医療で礼拝される一方、食品では遺伝子操作が淘汰されているのである。妙な世の中であると思う(人間が妙なのだ)。
僕から言わせれば遺伝子操作は核融合に次ぐ夢の技術だ。これは間違いないことで、だって無限のエネルギーと永遠の命が手に入るわけだから、これはすごい。最高の組み合わせではないか。もう戦争する意味がなくなってしまうのではないかとすら思うだが、実際はどうだろう。まだミサイルを作って喜んでいそうな気もする。
また再生医療なんていうのも最近よく聞く言葉だ。しかしひとくちに再生医療といっても人間には200種類60兆個の細胞が存在していて、化学的な構造と立体的な構造とのコンビネーションで実に複雑な機能を有している。だいたい、一つの細胞が何をしているのかよく分かっていない。クララ細胞なんて名前が付けられていても『こいつ何をしてんのかよくわかんねーよ』というのはざらで、未解明の部分は多い(少なくともアルプスの少女とは何の関係もないだろう)。
ならばクローン人間は作れないのかといえばそうではない。極論すれば、クローンは受精卵についてだけ研究すればいいので、人材と資金を投入すればすぐにでも完成が可能だと思われる。実験の基礎は他の動物で出来ているし、再生医療の材料としてクローンを作ることも可能だが、まぁ恐ろしい話である。クローンから臓器を取り出すのはやめて欲しい。
いま目標とされているのは臓器だけを作るというものだが、それはめちゃくちゃ難しいことで、トンビにタカを産ませるようなものである(もう可能だが)。また、遺伝子を操作するだけでは駄目だということも明らかにされつつある。たとえば胎児で言うところの羊水が必要で、分かりにくく言うと成長を補佐する物質を逐一注入しながら細胞の分化を操作しアポトーシスをも制御するのだが、そんな煩雑な作業が工業向けにリサイズされて大量生産にまで昇華できるかといえば、まぁ無理である。もっと革新的な技術が待たれるところだが、そんな技術があるならば完全な人工臓器も作れるようになっていて再生医療の出る幕がなくなるのではと、そんな気もしないではない。
遺伝子操作といえば食品で多く行われている。大豆なんかにはその表記が求められていて、なぜかスーパーでは人気がない。どうしてだろう。もし大豆の遺伝子操作が駄目なら、細菌のインスリンを人間に打ち込むのもアウトなのではないだろうか。そもそもワクチンや医薬品なんてものは最近では遺伝子操作が主で、病原菌の遺伝子を弄繰り回して作っていたりする。医療で礼拝される一方、食品では遺伝子操作が淘汰されているのである。妙な世の中であると思う(人間が妙なのだ)。
僕から言わせれば遺伝子操作は核融合に次ぐ夢の技術だ。これは間違いないことで、だって無限のエネルギーと永遠の命が手に入るわけだから、これはすごい。最高の組み合わせではないか。もう戦争する意味がなくなってしまうのではないかとすら思うだが、実際はどうだろう。まだミサイルを作って喜んでいそうな気もする。
また再生医療なんていうのも最近よく聞く言葉だ。しかしひとくちに再生医療といっても人間には200種類60兆個の細胞が存在していて、化学的な構造と立体的な構造とのコンビネーションで実に複雑な機能を有している。だいたい、一つの細胞が何をしているのかよく分かっていない。クララ細胞なんて名前が付けられていても『こいつ何をしてんのかよくわかんねーよ』というのはざらで、未解明の部分は多い(少なくともアルプスの少女とは何の関係もないだろう)。
ならばクローン人間は作れないのかといえばそうではない。極論すれば、クローンは受精卵についてだけ研究すればいいので、人材と資金を投入すればすぐにでも完成が可能だと思われる。実験の基礎は他の動物で出来ているし、再生医療の材料としてクローンを作ることも可能だが、まぁ恐ろしい話である。クローンから臓器を取り出すのはやめて欲しい。
いま目標とされているのは臓器だけを作るというものだが、それはめちゃくちゃ難しいことで、トンビにタカを産ませるようなものである(もう可能だが)。また、遺伝子を操作するだけでは駄目だということも明らかにされつつある。たとえば胎児で言うところの羊水が必要で、分かりにくく言うと成長を補佐する物質を逐一注入しながら細胞の分化を操作しアポトーシスをも制御するのだが、そんな煩雑な作業が工業向けにリサイズされて大量生産にまで昇華できるかといえば、まぁ無理である。もっと革新的な技術が待たれるところだが、そんな技術があるならば完全な人工臓器も作れるようになっていて再生医療の出る幕がなくなるのではと、そんな気もしないではない。

SF30のお題:ジェネレーター
ジェネレーターではなくバッテリーについて書こうと思う。第一回目からお題を捻じ曲げるのはどうかと思うが、ジェネレーターについて書くことがないのである。まぁどちらも電気を供給する点では同じだし、工学系の人間以外にそんなことをうるさく気にする人もいないだろうと一人合点して書きはじめる。
昨今、ほとんどの病院には災害や停電に備えて非常用電源なるものが設置されている。大抵は地下の薄暗い部屋の中で、パイプラインに埋もれて置かれひっそりと鎮座している。大きさこそ違うが仕組みは電池と同じで、最近だとコンデンサを利用しようという動きもあるようだがそれにいったいどういうメリットがあるのかは不明である。なんらかの原因で主電源が落ちるとその非常用電源、つまりはバッテリーに切り替わるのだが、しかしそれがあるからと言って安心は出来ない。なぜなら病院で扱う治療機器及び診断機器にはバカスカ電気を食うものがたくさんあるからだ。しかも一つの部屋で五台も六台も駆動させたりするので、電力の消費は早い。病院全体を維持できるのは半日ほどが限界ではないだろうか。大震災などで長時間にわたり電気がストップしたらお手上げである。まさに非常用、その場凌ぎの電源でしかない。
さて、みなさんは人工心肺なるものをどこかで聞いたことがあると思う。心臓手術のときに使われる機械で、物凄い勢いでローラーがぐるぐると回り停止させた心臓に代わって血液を送り出すものである。もちろんこれも停電になるとローラーが止まる。止まらないように機器本体にもバッテリーがついているのだけれど、それでももたない場合はやっぱり止まる。ではそんなときどうするのか。みなさん、おどろくことなかれ。なんと手で回すのである。しかもこのローラー、めちゃくちゃ硬いのである。はっきりいって、手で回して充分な血液を遅れるとは思えない。というか実際に送れない。すぐに腕がしびれて動かなくなるほどでモーターの素晴らしさがよく実感できる(非常時に実感している暇はないが)。心臓もそれだけの仕事をしているのだと思うとなかなか感慨深いものがある。心臓は身体中でもっとも力が強くてエネルギーを食う臓器だと言われたらうっかり信じてしまいそうなほどだ(事実)。
人工心肺を使う手術には他にも多くの機器を併用するので、電力の計算を怠るとその部屋のブレーカーが飛んでしまうことがある。個別のブレーカーが飛んだ場合だと非常用電源は働かないので注意が必要である。病室のブレーカーを飛ばす、これって実はけっこう多い医療事故ではないだろうか? 僕は家のブレーカーなら何度も飛ばしているが病院でやったら大目玉だろう(なんだかブレーカーの話になってしまった)。
そういえば二年ほど前に電気ポットのティファールを買ってきてからブレーカーが良く飛ぶようになった気がする。ティファールはすごく便利で重宝しているのだが、この小さなポットは12.5Aもの電流を使う。電力で換算すれば1250W、電子レンジ並の消費電力である。JIS(日本の工業規格)に従った安全設計はなされていると信じているのだけれど、アース線くらいはほしいものだ。
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――連載『紗枝先生』について――
☆ あたりまえですが、この話はフィクションです ☆
☆ 1000文字ぐらいの投稿で続けようと思っています ☆
★ 皆様の感想が何よりの励みになります。批判でも嬉しいです ★
☆ どうぞよろしくおねがいします ☆
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story
模範的教育こそが最高善だと信じる新任教師の獅子口紗枝。逆に『教師は生徒の模範にはなり得ない』としながらも教師の義務を全うする相良純一郎。最初は惹かれあう二人だったが次第に互いが理解し合えないのを悟り対立するようになる。担任副担任の足並みは崩れつつも、3年のクラスを受け持つ相良と獅子口は生徒の受験のために心骨を削いで働く。しかしクラスで自殺未遂に及ぶ生徒が出て相良が干されてしまう。降任した相良に代わり副担任の獅子口がクラスを受け持つようになるのだが……
